エクセルへのデータの入力とデータの種類
CS資格・Excelの実務に必須知識
通常の入力方法
- 入力したいセルを選択してから、そのまま数値や文字を打ち込めば入力できます。
- 入力したいセルを選択してから、数式バーを選択して入力することも出来ます。
- 範囲選択してから入力すれば、選択した範囲にだけ入力できます。
入力練習データのダウンロード (マクロを含んでいます)
入力モードと編集モード
- セルをダブルクリックし、セルの中に「I」の形の入力カーソルが出ていれば編集モードです。
- セル選択後に数式バーから入力した場合も編集モードになります。
- セル選択後に「f2」キーを押しても編集モードになります。
- 編集モードではカーソルキーやHOME・ENDキーでカーソルが文字列中を移動しますが、入力モードでは入力が確定し、別のセルを選択した状態になってしまいます。
数値と文字の違い
- 人間には同じ「1」と「1」でも、PCにとっては文字と数値の違いが生じます。
- 全角と半角もPCにとっては全く別のデータとして扱われます。
- 近年のエクセルでは大半が自動認識されますが、間違わないようによく注意してください。
通常の方法では文字として入力できない文字
- 先頭に入力すると数式として扱われる「=」
- メニュー選択になってしまう「/」
- 続く文字を強制的に文字列として認識させる「'」
- 文字が入らず、全角の数字だけの場合→半角の数値に自動変換されます。
- 日付や時間型式の文字列
これらを文字として入力するには、先頭に「'」を付けて入力します。
「/」については数式バーへ入力したり、セルをダブルクリックしてから入力すれば可能です。
この他、セル内の改行もEnterでは入力できません。
Alt + Enterで改行してください。
データの削除
- セルのデータはセルを選択後にDELETEキーを押せば削除できます。
- セルの中のデータを部分的に消すには、セルを選択後に数式バーの中をクリックするかセルをダブルクリックして編集モードにし、削除したい文字を選択してDELETEキーを押せば削除できます。
【重要】Excelで扱うデータの種類
数値型
- 普通の数字です。
- 小数点以下の数値や指数も表せます。
日付型
- 1900年1月1日の午前0時を1として、1日につき1づつ加算している数値です。
言い換えれば、1899年12月31日の午前0時からの経過日数とも言えます。
例えば21世紀の初日(2001/1/1)なら36829になります。 - 時刻は小数点以下の値で表され、0.25なら6時というようになります。
- 数値ですので、算術計算が可能です。
例 2010/1/1+10 → 2010/1/11 - 日付型の入力は「2000/1/1」が一般的ですが、「2000-1-1」や「2000年1月1日」・「平成12年1月1日」でも入力可能です。
- 半角と全角は自動的に半角に変換されます。
36829と数値で入力しても、表示形式で日付を指定すれば
「2001/1/1」に自動変換されます。
逆に「2001/1/1」と入力しても、表示形式で数値を指定すれば36829に自動変換されます。
注意
日付または時刻の値が負の値になるとエラーになり、
セル一杯に「#####」が表示されます。
文字列型
- 文字の並びとして扱うデータです。
- 数字であっても文字として扱われ、「10」と「10」をつなぎ合わせると「1010」になります。
論理型
- TRUE(真)とFALSE(偽)の2種類しかありません。
- TRUEは1でも代用でき、FALSEは0でも代用できます。