数学/三角 関数
CS資格・Excelの実務に一部必須
全部は覚えなくて良い
三角関数や割り算の余り、一定間隔の値、絶対値、円周率、乱数等の数学的な値を求める関数です。
よく使われる関数(赤文字は特に重要)
SUMIF | 指定された検索条件に一致するセルの値を合計します。 |
ABS | 絶対値を求めます。 |
INT | 指定された数値を最も近い整数に切り捨てます。 |
ROUND | 数値を四捨五入して指定された桁数にします。 |
ROUNDDOWN | 数値を切り捨てて指定された桁数にします。 |
ROUNDUP | 数値を切り上げて指定された桁数にします。 |
CEILING | 指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を切り上げます。 |
FLOOR | 指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を切り捨てます。 |
PI | 円周率πを求めます。 |
RAND | 0 以上 1 未満の乱数を求めます。 |
SUM | 引数を合計します。 |
SUBTOTAL | リストまたはデータベースの集計値を求めます。 |
MOD | 数値を除算したときの剰余を求めます。 |
SQRT | 正の平方根を求めます。 |
統計関数
統計値を求めるための関数です。
平均値や標準偏差のような簡単なものから高度な統計学の関数まであります。
よく使われる関数(赤文字は特に重要)
AVERAGE | 平均値を求めます。 |
STDEV | 標準偏差を求めます。 |
COUNT | 指定したデータの中で、数値が入っている個数を求めます。 |
COUNTA | 指定したデータの中で、データが入っている個数を求めます。 |
COUNTIF | 指定された範囲のうち、検索条件に一致するセルの個数を求めます。 |
COUNTBLANK | 空白セルの数を求め、式が入っていても結果が空白のセルはカウントします。 |
LARGE | 指定したデータの中で、指定した番目に大きな値を求めます。 |
SMALL | 指定したデータの中で、指定した番目に小さな値を求めます。 |
MAX | 指定したデータの中で最大の数値を求めます。 |
MIN | 指定したデータの中で最小の数値を求めます。 |
MEDIAN | 指定したデータの中で、メジアン (中央値) を求めます。 |
MODE | 指定したデータの中で、最も頻繁に出現する値 (最頻値) を求めます。 |
RANK | 指定したデータの中で、指定した順位を求めます。 |
PERCENTRANK | 指定したデータの中で、百分率に基づく順位を求めます。 |
COUNTIF と SUMIF
COUNTIF
- 機能
検索条件に一致するセルの個数 - COUNTは指定範囲内のセルの内、数値が入力されたセルの個数を全てカウントしますが、CUNTIFは指定範囲内のセルの内、条件に適合するセルの数だけをカウントします。
- 例 値が20を超えるセルの数
=COUNTIF(A1:C8,">20")
SUMIF
- 機能 検索条件に一致するセルのデータの合計値
- 関数の概要はCOUNTIFと同じです。
- 例 値が20未満の合計
=SUMIF(A1:C8,,"<20") →123 - 検索する列と合計する列を別々の列にすることも可能です。
例 Cで始まる商品の出荷数の合計
==SUMIF(B25:B39,"C*",C25:C39)
B列でCで始まる商品を検索し、同じ行のC列の値を合計します。
注意点
=SUMIF(D9:F16,"<20")
条件は必ず「"」で囲った「文字列」で指定します。
IFのような「"」の無い「式」ではなく、「<20」の部分は文字列でなければなりません。
SUBTOTAL
- 機能
オートフィルタで抽出されたデータを対象に統計を行う - オートフィルタを掛けると、通常のSUM等は抽出されていないセルまで計算してしまいますが、SUBTOTALならば抽出されたデータだけを計算対象に出来ます。
- 書式
=SUBTOTAL(集計方法,対象範囲)
集計方法は数値で指定します。(下表参照)
集計方法 | 同様の関数 | 解説 |
1 | AVERAGE | 平均 |
2 | COUNT | 数値が入ったセル数のカウント |
3 | COUNTA | データが入ったセル数のカウント |
4 | MAX | 最大値 |
5 | MIN | 最小値 |
6 | PRODUCT | 各セルを掛け合わせた値 |
7 | STDEV | 母集団の推定「標準偏差」 |
8 | STDEVP | データの標準偏差 |
9 | SUM | 合計 |
10 | VAR | 母集団の推定「分散」 |
11 | VARP | データの「分散」 |
方法
- オートフィルタで抽出
- SUBTOTALで計算