エクセルの関数
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エクセルでの関数の入力方法
- キーボードからの入力は「=」に続けて、式を入力します。
- 大文字小文字は区別されません。
例 =sum(A1:C1) → A1~C1 のセルの値を合計します。
- マウスでの入力は数式バー横のを押せば図のようなウインドーが出ますので分類を選んで関数名の下の解説を見ながら関数を選択してください。
引数
- 関数に与えるデータを引数とかパラメータと言います。
- =MATCH(F20,G18:G27,FALSE) ← この場合はカッコ内のデータの事です。
- 引数はセル参照・値・文字列・日付等、関数に応じて各種のデータが使えます。
- 関数ごとの引数の使い方は各関数のヘルプを見てください。
- 引数は関数が「その仕事をするために必要なデータ」だということを理解できれば、どういうデータが必要かが判ります。
これを考え理解することが関数をマスターする近道です。
よく使う関数(CS表計算三級程度)
NOW | 再計算された時点の日時を返します。引数はありません 例 =NOW() |
TODAY | 再計算された時点の日付を返します。引数はありません 例 =TODAY() |
ROUND | 引数を四捨五入します。 例 =ROUND(12.567,0) |
SUM | 指定した範囲の値を合計します 例 =sum(A1:A10) |
AVERAGE | 指定した範囲の値を平均します 例 =average(A1:A11) |
COUNT | 指定した範囲の数値の個数を合計します 例 =COUNT(A1:A12) |
COUNTA | 指定した範囲のデータの個数を合計します 例 =COUNTA(A1:A13) |
MAX | 指定した範囲の最大値を返します 例 =MAX(A1:A14) |
MIN | 指定した範囲の最小値を返します 例 =MAX(A1:A15) |
RANK | 指定した値が指定した範囲の中で何番目に大きいのかを返します。 例 =RANK(B1,A1:A16) |
IF | 第1引数の条件を判断し、条件が満たされていれば第2引数を表示し、満たされていなければ第2引数を表示します。 例 =IF(A1=B1,SUM(A1:A10),"") 注意 |
条件式
用途
- IF等の関数やデータの抽出等に用います。
コンピュータに何かを判断させる場合、一般的には次のような書き方になります。
「もしも○○ならば××しなさい、そうでないなら△△しなさい」
実際の書き方はソフトによって大きく違いますし、もちろん日本語なんかは通じませんが基本的な文意は上記のような形になります。
ここで、○○の部分に入るのが「条件」で、「A > B (A が B より大きい)」とか「A = 0 (A がゼロ)」のようにデータを比較したり評価したりします。
記号とその意味
「>」や「=」のように2つのデータを比較するための記号を比較演算子と言います。
比較演算子の種類
記号 | 例 | 意味 |
= | A1=B1 | A1 と B1とが等しい |
> | A1>B1 | A1 が B1よりも大きい |
>= | A1>=B1 | A1 が B1以上 |
< | A1<B1 | A1 が B1よりも小さい |
<= | A1<=B1 | A1 が B1以下 |
<> | A1<>B1 | A1 と B1は等しくない |
文字列比較
- 「A1="日本"」のように文字列とデータを比較することも可能です。
- 一部の関数では文字列の比較には正規表現が使えます。(IF系関数は不可)
正規表現とは
- 伏字で「高○」と書けば「高校」「高橋」「高い」「高額」「高松」「高揚」等、色々な文字列が考えられます。
- この伏字の○に相当するものをワイルドカードと言い、全ての文字の代用として使えます。
- Excelの場合は1文字分の代用文字として「?」が、0~複数文字の代用として「*」が使えます。
「?」の使い方
- 高?屋
高島屋、高松屋、高木屋、高1屋、高I屋 等が該当します - ご??
ごめん、ご挨拶、ご機嫌、ごじら、ご1号 等が該当します - あ*ん
「あ」と「ん」の間に何文字有っても該当しますし、入らずに「あん」でも該当します。
「*」 の使い方
- *A
「A」で終わる文字列 - A*
「A」で始まる文字列 - A*B
「A」で始まり「B」で終わる文字列
注意
「含まれる」の使い方が、関数や条件書式系での使い方と検索等のコマンド系での使い方で異なります。
- 関数や詳細抽出等の条件式の場合
*A* →「A」が含まれる文字列 - 検索等の条件設定の場合
会社 → 「会社」が含まれているもの全部