エクセルの数式
CS資格・Excelの実務に必須
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このページでは練習ファイルを開いておいてください。
エクセルでの数式の入力方法
- 「=」に続けて、式を入力します。
例 =10*5 → 表示は 50 になります。
演算子
- 式に使う+や-の記号を演算子と言いますが、パソコンでは「×」の代わりに「*」、「÷」の代わりに「/」を使います。
- 文字列の連結には「&」を用います。
右端のセルを2回クリックして数式を見て下さい。 - 演算子や式に使う記号類は全て半角を用います。
+ | → | + | =10+5 | → | 15 | |
- | → | - | =10-5 | → | 5 | |
× | → | * | =10*5 | → | 50 | |
÷ | → | / | =10/5 | → | 2 | |
べき乗 | → | ^ | =10^5 | → | 100000 |
セル参照
- 式に使う数値の代わりに他のセルの値を代用することが出来ます。
- この場合、数値の変わりにセルの番地を指定します。
=A1*5 → A1のセルの値に5を掛けた答えが表示されます。 - セル番地は、列番号のアルファベットに続けて行番号の数字を書きます。
- 式の中でセル参照を使う場合は、キーボードからセル番地を打ち込んでも良いですが、マウスで対象セルをクリックするだけでも式の中に入力できます。
式入力中にシートをめくるとシート名がセル番地の頭に付きます。
相対参照と絶対参照
相対参照
- セルをドラッグドロップで移動した場合や複写した場合、そのセルを使用している式のセル参照やそのセルの中で使われているセル参照は自動的に修正されます。
- 練習ファイルの「相対参照」の表の黄色いセルを下方向にオートフィルして、セルの式の変化を見てください。
- 同様に水色のセルを別の場所にドラッグドロップした場合と、コピーアンドペーストした場合も比較してみてください。
- ドラッグドロップした場合は式に変化はありませんが、コピーした場合は変化するはずです。
- このように、コピーした場合に自動的にセル参照が変化するような方法を相対参照と言います。
- 相対参照はPCの中では「そのセルから下に何個、右に何個」というように扱われますから相対的な位置関係はズレません。
- 相対指定する場合は、普通にセル番地を書けば相対指定になります。
絶対参照
- 式が自動的に変化しては困る場合があります。
常に同じセルを指定しなければならないような、「多数の式が同じセルを参照」する場合ですが、そういう場合には「絶対指定」と呼ばれる方法で参照します。 - 絶対指定は行番号や列番号の前に「$」の記号を付ければ指定できますが、行だけ指定したい場合は行番号の前に、列だけ指定したい場合は列番号の前に、行も列も指定したい場合はそれぞれに$を付けます。
例 列固定 $O46 行固定 P$46 セル固定 $Q$46
- $は式を作成する際にキーボードから打ち込んでも良いですが、式のセル参照部を入力または修正中にF4キーを押しても同じ効果が有ります。
- この場合、F4キーを繰り返して押せば セル固定→行固定→列固定と指定の内容が変化します。
練習ファイルの「絶対参照」の表の黒いセルを下にオートフィルしてみてください。
- 絶対参照と相対参照の使い分けはExcelをマスターできるかどうかの重要因子ですから確実にマスターしてください。
セルの指定方法
セル範囲を指定する方法
- 矩形範囲の場合は左上隅のセルの番地と右下隅のセルの番地をコロンで区切って書きます。
例 A1:A10
- 飛び飛びの範囲の場合はそれぞれのセル番地をカンマで区切って書きます。
ただし、カンマで区切って指定できない場合も有ります。その場合はカンマで区切ったセルアドレスを括弧で括ってやると指定できる場合が有ります。
例 =RANK(O57,($O$46:$O$57,$Q$46:$Q$57))
他のシートのセル指定
- マウスで指定する場合は、該当のシートを選択した後、セルをクリックしてください。
他のセルの値を表示させる方法
- =A1 というようにセル番地だけ指定します。
- これは全く同じ表が必要な場合や、全く同じ値を使用しなければならない場合に便利です。
- 一つのセルを修正すれば、そのセルを参照している全てのセルの値が修正されますから、ミスが生じません。